第35回早稲田映画まつり 特別上映について
第35回早稲田映画まつり
実行委員長 橋本颯太
副実行委員長 角田哲史
副実行委員長 前田梨奈
今回新しく行うこととなった「特別上映」について以下にご説明致します。今回の早稲田映画まつりには例年よりも多くの作品応募を頂いたこともあり、「今年は特に優れた作品が多いため、上映作品数を増やしてほしい」という意見が実行委員の内外から多数聞かれました。上映作品を増やす方式については複数の案が挙がりましたが、検討の上で今回は「特別上映(併映)」という形に決定致しました。もちろん、コンペティションを主な内容とする当イベントにおいて、応募作品からの併映という方法には賛否が予想されました。しかし特別上映は(1)「早稲田の学生映画に寄与する」という当イベントの基本的理念に適うもので、(2)部門を分けることでコンペティションという性格への影響も少なく、(3)今回はタイムスケジュール上可能である、という点から、より多くの希望に応える案だと考え採用致しました。なお、併映される三作品の選考過程については、審査部による以下の説明をご参照頂ければと思います。当イベントを通して、より多くの方々に、より多くの作品を楽しんで頂ければ幸いでございます。
今後とも早稲田映画まつりをよろしくお願い致します。
第 35 回早稲田映画まつり 本選進出作品と併映作品の選出基準について
審査部⻑ 吉野航生
審査部より、本選進出作品 6 作品、併映作品 3 作品の計 9 作品の選出理由に関して簡潔に説明いたします。 今回の審査基準の概要については、審査要項においても明示されている通り、
1.早稲田の学生映画として優れた作品を評価する
2.既存のジャンルや様式にとらわれない作品を歓迎する
という2点に忠実に沿って、点数審査と協議を行いました。その結果、6作品+3作品の選出が決定しました。
こちらの2点に関して、より詳細に説明いたします。
一次審査、二次審査ともに、上記2点を重視した審査を行いましたが、審査方法(審査要項に明示)の特性上、一次審査では項目1を重視した審査となっております。一次審査では、「優れた」という語句の明確化のため、映像、構成、音声、演技演出、編集の5点それぞれを点数化し、審査員の主観が入らないよう努めました。
二次審査では項目1と項目2を重視した協議を行いました。具体的に申し上げると、審査員10名が全ての二次審査進出作品を鑑賞し、上記 5 点の観点から特に優れた作品、また既存のジャンルや様式にとらわれず挑戦をしている作品を議論の中で選出しました。「既存のジャンルや様式にとらわれず挑戦する作品」とは定義に幅があるため、審査員は各作品がどのように既存のジャンルや様式にとらわれず、何に挑戦しているのか、どのような可能性が見出されるかを述べた上で、コンセンサスをとりながら議論を進めました。その上で 9 作品が残りましたが、審査要項の通り本選進出は 6 作品としているため、審査員は上記2点の基準に則り「各作品の秀でた要素(例えば技術の優秀さ、構成の特殊さなど) をリストアップし、作品同士を比較して 6 作品選出する手法」を採択しました。全 9 作品に傑出した部分があるため、ここでも協議が綿密に行われ、その上で本選進出の 6 作品が選出された次第でございます。
今回の個別の作品の選考結果に関するお問い合わせは受け付けかねますのでご了承ください。ご応募いただいた方には一次審査員からの講評を後日お送りいたしますので今しばらくお待ちください。その他、審査部へのご意見、ご質問は審査部⻑吉野 (koki1717movie@fuji.waseda.jp)までお問い合わせください。今後とも早稲田映画まつり をよろしくお願いいたします。
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